2010年2月26日金曜日

ZOOMは嫌い

どうもズームレンズというものが苦手。単焦点に比べたら、重いし暗い。
自分の好きな画角というものがあって、35mmフィルムならば35mmか28mm程度。それ以上でもそれ以下でも、普段撮影している街の風景やスナップでは違和感がある。普段よく使うカメラにはまずそのあたりのレンズが付けっぱなしという状態。

とは言うものの、ズームでなくちゃいけないような場合もあるわけで、運動会なんかがそう。
ずっと安物の100-300mmのズームを中古屋で見つけてきて、デジタル一眼レフと使っていた。軽くていいのだけれど、暗いファインダーは気分が悪いしやっぱり「写真好き」としてどうかと思い始めた。
それで、昨年は300mmF4の単焦点を導入。古いモデルのレンズだったが、切れ味は安物ズームとは明らかに違う。とにかくやたら広いグランドの小学校なので、300mmがデジタル換算で450mm相当になってもちょうどいい感じなのだ。
ただ、近くに子どもが走ってきたときはどうにもならない。やたらアップになってしまう。困る。レンズ交換なんて時間がない。やっぱりズームなんだ、こんなときは。

ということで運動会のためのズームレンズを探すことが、今年秋までのテーマ(中古カメラ屋巡りのテーマだ!)になっている。

カメラ屋に行き、愛知県美術館ギャラリーにも‥‥。

昨日はたまっていた細かな用が半ダースほどあったので、名古屋へ。
カメラ屋ものぞいたけど問題のフジ・プレスト400の120サイズは店によっては売り切れていた。買いだめを考える人も増えるだろう、今後は。

母校(瀬戸窯業高校専攻科)の修了展を訪れる。たまたま愛知県立芸術大学の卒業展も見ることが出来た。
様々な作品と個性。写真もあった。
「若い人の作品は未完成だけど、エネルギーを感じる」なんてじじいのようなことを考えてしまう。未完成を恐れちゃいけない。恐れたら、新しい一歩は踏み出せない。自分の次の一歩はどこに踏み出すのか。どこにたどり着くのか。


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2010年2月19日金曜日

電話

最近の子どもはダイヤル式の電話の使い方を知らないらしい。自分が初めてプッシュフォンを使ったのは子どもの頃だけど、びっくりしたのをはっきり覚えている。子どもと言わず、「若者」はそうなのかもしれない。
レコードもたぶん同じじゃないかな。
フィルムやフィルムを使うカメラも遠くない将来、同じようなことになるんだろうなあ、きっと。


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2010年2月16日火曜日

疲れ気味

このところ、クラブの写真展が連続していてちょっと疲れ気味。
ふたつのクラブと近所のカメラ屋さん関係のものとで今年に入ってから3連続。自分の写真を撮るペースと整理するペース、そして仕上げるための時間的余裕を考えれば完全なオーバーペース。なぜかこの寒く、暗室作業のしにくい時期に集中している。今年は参加を見合わせられるものについては考えていかなくちゃいけない。ここのところの続いた写真展でも自分の満足した写真を展示したかといわれると、つらいものがある。暗室に入ってちゃんと作業できたものはBLOWUP展のみ、他はデジタルのものとかインクジェットのもので間に合わせてしまっている。大反省だ!

でもこれは今回に限ったことでなく、毎年のこと。今年特にそれを強く感じるというのはここのところ自分の中で「暗室熱」が高まってきているからだと思う。不思議と暗室の話の出来る方たちとの出会いが続いたり、写真仲間で暗室復帰をする人が現れたり、すごく刺激を受けている。春日井のBan Photo Galleryで受けた刺激というのも少なからずある。
「写真を撮りたい」というよりも「写真を見せたい」という気分が高まっている。

2010年2月15日月曜日

アンダンテ写真展終了

アンダンテ写真展無事終了しました。
多くのご来場感謝いたします。

それなりに感じた事、思った事もありましたが、それはこれからの写真で見せていきたいと思います。
何か疲れた‥。



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2010年2月12日金曜日

また、写真展開催中

参加している写真クラブ・アンダンテの写真展が開催中です。

ここの所、クラブ展やグループ展が続いております。ツイッターやクラブのホームページに書いているうちにここに書くのを忘れていました。うっかり‥‥。

お近くの方はぜひ!!


場所は瀬戸市文化センターの2階・22会議室。
14日日曜日まで。
時間は午前10時から午後6時。

文化センターでもいつものギャラリーではないので注意。会議室です。


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2010年2月9日火曜日

写真家四十八宜

 私の大好きな写真家に安井仲治がいる。戦前に活動した写真家で、とにかく今見てもその作品は新鮮で刺激的に感じる。
1930年代はアマチュア作家たちが写真という「芸術」を牽引していた時代。当時の職業写真というのは報道であったり町の写真館で、「写真作家」の中心はアマチュアだったようだ。アマチュア同士が切磋琢磨し時代の映像をリードしていた。

その安井仲治が1940年に『丹平写真倶楽部会報』に発表したのが「写真家四十八宜」。
いろは順に書かれたその文は、写真を撮れば撮るほど、知れば知るほど、身にしみてくる言葉ばかりで‥‥。


「 写真家四十八宜」 光芒亭主人識

「い」  いつそスラムプは大なるがよろし  

「ろ」  ろくでもないもの感心せぬがよろし

「は」  ハツと感じたら写すがよろし    

「に」  ニツコリ微笑む自信はよろし

「ほ」  ほんとに自分を生かすがよろし

「へ」  下手な上手、上手な下手、どちらがよろし

「と」  撮れぬものは撮らぬがよろし

「ち」  チクリと痛い批評はよろし

「り」  理窟倒れも時にはよろし

「ぬ」  塗つた薬は銀乳剤、時節柄無駄せぬがよろし

「る」  類を以つて集ると雖(いえど)も類作はせぬがよろし

「お」  煽てられたら少しは乗ってみるがよろし

「わ」  判るまで勉強するがよろし

「か」  カメラは自慢せぬがよろし

「よ」  夜も写るフィルムはよろし

「た」  誰も出来る事せぬがよろし

「れ」  例会は真剣にやるがよろし

「そ」  ソツと控ゑ目、内容ある作品よろし

「つ」  常にカメラと離れぬがよろし

「ね」  熱心、粘り、は最もよろし

「な」  夏の暗室出た時よろし

「ら」  ラクに出来てもいゝものはよろし

「む」  無理にやつてもいゝものはよろし

「う」  写るのはあたりまへと心得るがよろし

「ゐ」  井の中の蛙、自惚れるがよろし

「の」  のぼせた写真家冷すがよろし

「を」  女の写真家もつと増へてよろし

「く」  首にかけたカメラ伊達じやないと知るがよろし

「や」  やめたい人はやめるがよろし

「ま」  まるで下手でも根気ある人よろし

「け」  けつして油断をせぬがよろし

「ふ」  フイルムの供給円滑なるがよろし

「こ」  斯の道ばかりと思ひ込むのはよろし

「え」  英気養ふ日曜よろし

「て」  敵も適度にあるがよろし

「あ」  アマチユアーとて甘やかさぬがよろし

「さ」  醒めたる人々振ひ立つがよろし

「き」  嫌ひな作品学んでよろし

「ゆ」  夢をもつ作家大いによろし

「め」  眼の肥ゑた人多い程よろし

「み」  水あらひは丁寧にするがよろし

「し」  失敗位は恐れぬがよろし

「ゑ」  縁のあるモデル手荒にせぬがよろし

「ひ」  ヒカリの画集は売行よろし

「も」  もう少しで推薦、残念なのもよろし

「せ」  セメテたまにはホメられてよろし

「す」  すぐに天狗にならぬがよろし

「京」  きようの写真より明日の写真よろし


 久しぶりに読み直してみて(読み返す度に発見もあるのだけれど)今までは「戦前の大変な時代だったんだな」と単純に読んでいた「ふ」の文‥‥

「ふ」  フイルムの供給円滑なるがよろし

今現在、そして写真のこれからを考えると、この言葉がしみてくる。
フィルムもペーパーも薬品も、いつまで「円滑」に入手できるか。「円滑」でない理由は安井仲治の時代とは全く違うが‥‥。

「京」  きようの写真より明日の写真よろし

この気持ちでいこう!

2010年2月8日月曜日

フィルムの違いに気付く

参加している写真クラブ・アンダンテの写真展が10日から始まる。半切を一枚展示。
今回は先日のBLOWUP写真展からつづきになるので、しんどい。
モノクロフィルムをスキャンして、プリンタ出力。最近、だいぶプリンタのクセに慣れてきた。PM4000PX。エプソンの最初の顔料プリンタ。アンダンテのメンバーから譲ってもらったものだが、なかなかしっくりこない。最近やっと使い方をわかってきた気がする。古いプリンタに振り回されている。
スキャンしていたら、何かしっくりしない。いつもとトーンがちがう。よく見たら、テストで買ってみたT-Max100。全く普段使っていないフィルムには違和感がある。
フジのプレスト400の120サイズの生産終了をうけて次の主力フィルムを考えていかなくちゃならないが、フィルムの違いがあれば、そう簡単に置き換える事ができない。やっぱりたいへんだ!!



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2010年2月7日日曜日

写真展終了

短い会期でしたが、得るものの多い写真展でした。
ご来場ありがとうございました!!












今回展示した自分の作品。この一年の間に撮影したもの。
左からKOWA SIX、PENTAX67Ⅱ、MamiyaRB67proSで撮影。とっかえひっかえ撮影会に行っているわけで、このほかに4×5も持ち出しているし35mmやデジカメも。要反省かもしれない‥‥。

2010年2月6日土曜日

今回もギリギリセーフ

春日井のBanPhotoGalleryに行った。いつもいつも会期ギリギリ。今回はそれでも最終日ではなかった。過去にこのギャラリーに展示された写真家のオールスター戦のような企画展。
カラーありモノクロあり。モノクロもネガをスキャンしてのプリンタでのプリントだそうだ。思わずうなる。暗室のプリントと比べても遜色ない‥‥。エプソン怖るべし‥‥。
まあ、一朝一夕にただプリンタを入手したところでここまでの仕上がりにはたどり着かないだろう。スキャナの性能やレタッチの技術などなど。
自分の機材(新しい機材を揃える財力)やデジタルの技術を考えると、今は暗室モノクロの方がまだまだクオリティが高いものができそうです。

それより今回見せていただいた写真家のポートフォリオ、素晴らしい!こうして作品を見せるためにまとめたものを実際に手に取って見たことはなかったので、感動しましたね。
今までグループ展などの為にプリントすることがほとんどで、その時の都合でサイズはバラバラ、まとめて保存して見せられるようなことはしていない。
いつまで印画紙が簡単に入手できるかが少しずつ不安になる最近。今年は自分のポートフォリオ作りを目標にしてみようと思った。


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写真展開催中

昨日、搬入したBLOWUP写真展は今日明日となります。
なかなか自分は会場にいられる時間は限られてしまいますが、他のメンバーは誰かいますのでお気軽に声をかけてくださいね。
よろしくお願いします。


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2010年2月5日金曜日

BLOWUP写真展準備中

昨夜は、先日プリントした3枚を明るい場所で点検、仕上げ作業。そして額装。

今回の3枚は別々の撮影会で別のカメラで撮影したもの。
正直、レンズの個性とか描写の違いとかよくわからない方です。明らかにボケ方が汚いヤツとか、逆光でフレアが酷いとかはさすがにわかりますが‥‥。よく雑誌のレンズテストで微妙な描写の違いとか作例つきで書かれていますが、どう見ても読んでもわからない場合が多いです。さりげないプリントを見てレンズの違いを語れる人に会うと、自分の勉強不足を感じます(本当にわかっているか?と感じる時もありますが)。

そんな自分ですが、暗室の中ではレンズの違いというのが不思議なほど感じられるのです。特に今回のように一度にいろんなレンズで撮影したものをプリントする時はよくわかりますね。言葉に出して説明するのは難しいですが、確かにわかります。
レンズを通った光の痕が残るフィルムに光を当て紙の上に再現する‥‥レンズの個性を一番感じやすい見方ができるのでしょう。
そんな中で自分が持ったレンズの個性を雑誌記事で全く別の評価をしていることも多く、(固体差もあるのでしょうが)何事も鵜呑みにしちゃいけないと思います。当たり前ですけど、人の目より自分の眼が大切です。


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2010年2月3日水曜日

BLOWUP写真展2010

参加している写真グループBLOWUPの写真展が今週末の土曜と日曜に瀬戸市文化センターギャラリーで行われます。
BLOWUPはポートレート中心のグループ。今回もモノクロのポートレート3点を展示します。

昨晩、そのプリント作業のため暗室に入りました。最近暗室作業をサボっているということが身にしみて分かりました。トーンがなかなか自分の欲しい感じにならない‥‥。その上寒い‥‥。水道の水温は8℃。

モデルポートレートばかりの展示になりますが、ご覧ください。



BLOWUP写真展2010
2月6日土曜日 11時~18時
2月7日日曜日 11時~16時
瀬戸市文化センターギャラリー

2010年2月1日月曜日

田貫湖快晴!

先々週になりましたが、週末富士の田貫湖に行ってきました。
ここは家族旅行で毎年2回は出かける場所になっています。今回も休暇村富士に宿泊。前回までと違いお風呂が「温泉」になっていました。そういえば何年か前からずっと掘っていましたからね。同じ浴槽でも「ただのお湯」と「温泉」ではこんなに違うかという感じでした。

で、写真のほうですが、早朝5時から活動開始。日の出の撮影でしたが、有名なダイヤモンド富士の時期と外れているためにカメラマンも少なめ。富士山のはるか右からの日の出でした。
富士に行っても天気が悪ければ全く姿が見えないわけで、「せっかく行ったのに一目も見られなかった!」なんて話もよく聞きます。今回は雲ひとつない快晴!富士は裾野までしっかり見えました。‥‥となると「雲がないと風景に変化がなくていけない」というカメラマンも多々いるわけで、富士山撮影というのは難しいものです。
昨夏に行った際は「富士山の日の出をパソコン上でシュミレートして(そんなソフトがあるのですね)、その日の日の出のベストポジションに携帯GPSでたどり着く」というカメラマンさんがすぐ隣にいらっしゃるという、偶然ながらその「ベストポジション」でダイヤモンド富士を撮影できました。
自然の風景よりも街の風景・スナップというタイプですから、周りの「気合の入った」カメラマンさんたちとは違ってのんびりとした気持で撮影です。富士山の雲よりもその朝の気温の方が重要という考えではベストショットというのは難しいのでしょうね。

今回の持ち出しはNikonD100。NikonFMとOlympusXA、minolta Autocordにモノクロフィルムでした。

5年くらいは大丈夫と思っていた

富士フイルムがモノクロフィルムのプレスト400の120サイズの生産を止めるというニュース。かなりショックです。中判の写真を始めて以来、20年近くプレスト400オンリーで写真を撮ってきました。いろいろフィルムや薬品をテストして試すというような事をしないタイプの人間、プレスト400とD76の組み合わせに慣れ親しみ、安定した満足した結果を得ていました。
正直、あと5年は大丈夫と(根拠はないけど、何となく)思っていました。でも、富士フイルムのホームページを見れば4×5のラインアップは既にアクロス100のみになっているわけで、近い将来こうなるのは予想は出来たかな‥‥。
手持ちのストックにある程度買い足して、次のフィルムを考える事にします‥‥。でも、ツライ‥‥。


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