2009年12月29日火曜日

年末年始は‥‥

今年の撮り納めは‥‥と考えているうちに、残すところ二日とちょっと。暮だけは忙しく過ごさせていただきました。毎年のことですが、いろいろなカメラにフィルムを入れたままの年越しとなりそうです。未現像のままのフィルムも同じく年越し‥‥これも同様です。
先日のBanPhotoGalleryで購入してきた写真集、年末年始の休みにもっとじっくりと見てみようと思っています。

また、以前から読んでみたいと思っていた一冊がamazonから到着。「大辻清司の写真—出会いとコラボレーション」。
大辻清司の著書は見つけるたびに読んできました。とにかく写真とは何だろうかということを考えるヒントをたくさん与えてくれます。写真家としての活動とともに、写真教育者としても知られている方。著書を何冊か読んだだけですが、自分の写真の撮り方や見方にかなり大きな影響を受けています。今回の一冊は多くの文章をまとめてあるもので、しっかり読み込みたいと思っています。時間があれば同じく大辻清司著の「写真ノート」も読み返してみたいです‥‥が、多分そんなのんびりした時間なんてないでしょうねー。


新年明けての「撮り初め」は例年と同じく地元神社への初詣(兼、子どもたちの道場の稽古初め)がてらのスナップとなりそうです。
それではよいお年をお迎えください。


2009年12月15日火曜日

「多摩景」田中昭史写真展〜Ban Photo Gallery

日曜日、Ban Photo Galleryで開催中だった田中昭史写真展「多摩景」を見に行ってきました。DMの雰囲気から自分好みの内容と感じ、絶対に見なくてはと思いつつ、毎回のように最終日に駆け込みというパターンになってしまいました。

「多摩景」。6×7のプラウベルマキナで撮影され、丁寧にプリントされた多摩の住宅地や公園など作品が展示されていました。とてもニュートラルなプリントという印象で見ていてとても引き込まれるものでした。
作品は「人のいない、そして写される風景と少し距離の置いた感じのもの」 と「風景の中に人が強く存在するスナップ的な要素があるもの」が混在するようでちょっと気になりました。
自分の普段撮影するのは前者の雰囲気に近いものです。自分の作品作りの中で人をどう扱うかというのがいつも頭を悩ます部分です。自分の予想する範囲を超えて、画面上の人物が物語を演じ始めてしまうことが気になり、画面上に人が(または猫・犬の類も)写ることに神経質になっていたこともあります。そんなことから人物が写っている、いないが必要以上区別したがる傾向があります。
ギャラリーを後にするときに今回の作品も収録されている写真集「多摩景」を買いました。今、写真集のページをめくっていくと、不思議とギャラリーで感じた違和感はありません。写真集にはもちろんギャラリーで見た作品以外のものも多数含まれています。それらを含めて見渡した「多摩景」は違った、より深い印象を与えてくれているように思います。時間をかけて撮り続けられた作品というのは、やはりそれなりの「量」で見るが必要なのでしょうし、写真集という形に仕上げるまでに構成していく過程は想像以上にたいへんなんでしょう。
写真集を見た上で、再度ギャラリーに展示されていたオリジナルプリントを見たとしたらより深い理解が出来たのではないかと今更ながら感じています。
だからやっぱり会期ぎりぎりで見に行っちゃいけないんだよなー。あーもう一度みたい‥‥残念。

2009年12月2日水曜日

4×5は売り切れ

一昨日、名古屋に出たついでにフィルムを買いにいってきました。4×5のモノクロフィルム‥‥すべて売り切れ。フジもコダックも、感度関係なしに、モノクロ4×5はすべて売り切れ。
店の人に聞くと、学生さんたちのまとめ買いがあったとのこと。きっと何かモノクロ4×5フィルムを使う課題が出たのじゃないかと推測です。
せっかく買いに行って入手できなかったのは残念ですが、このデジタル全盛の時代にモノクロ4×5を学生さんが使って勉強していると思うと、まぁいいかという気分になりますね。しっかり勉強してくれよ!