2014年4月23日水曜日

あやしいモノブロックストロボのあやしい光量調節

もともと仕事柄、見本写真というのを撮る機会は多いのです。さらに友だちなどの個展の案内用、あるいは作品の記録用に撮影をお願いされることもしばしばです。
以前からボックス型の大きい撮影用具を使っていましたが、大きな作品は手に負えず、また凝った撮影もできないことに少しづつ不満もありました。
何気なくamazonを見ていたら、中国製ならば格安でモノブロックストロボを入手できることに気付きました。2灯揃えて、スタンドにアンブレラ、もろもろの必要機材も(もちろん中国製で)用意すれば、カメラメーカーの純正のクリップオンストロボ(一番いいやつ)の半額以下でいけるじゃん、ということでいっちゃいました!
これです。




ちゃんと光ります。モデリングランプもついています。ただ、ファンなど熱対策は甘いです。でもまあ、普通に使える感じです。
でも、光量の調節が?なんです。ダイヤルのつまみを回して調整するのですが、何か違和感が。
そこで、ストロボをセットして1.5メートル前に露出計を置き、実際に測ってみました‥‥‥ダイヤル回す量と実際の光量の変化が違う、やっぱり。

フル発光で測ったらF11。そこからちょっとだけダイヤルを動かすとすぐにF8で光量半分に。次にぐいーっと回して反対まで来たらF5.6。最小まで持って行くとF4と2分の1。
2台測ってまったく同じ、っていうことはこういう作りなんでしょうね。
まあまあこのくらいで動じていては格安中国製品は使えません。大丈夫!!

2014年4月14日月曜日

真新しい鳥居をセンサーに捉えつつ考えたこと。

今日は用があって、瀬戸の中心部に行ってきました。
深川神社の新しくなった鳥居をカメラに収めてきました。

カメラはSIGMA DP2。昨年、中古で購入して以来、時々持ちだしています。
FOVEONというある意味理想的なCCDを搭載しているカメラ‥‥ですが、それ以外はフォーカスが遅いとか電池の持ちがすこぶる悪いなど、まあ出来の良いカメラとは言いがたいもの。サイズの大きいセンサー・FOVEONの魅力と(フルサイズ換算で)40ミリ相当のこの単焦点レンズの性能がすべてです。
FOVEONの実力を引き出すため、RAWで撮影というのがこのカメラ使いの基本でしょうか。基本、たいへん面倒なカメラです。

実際、このカメラで撮影すると、確かにレンズの良さはすぐわかります。
FOVEONに関して言えば、その良さというより、FOVEONを使うことでデジタルカメラのセンサーについて考えざるを得ない状況になるのが楽しいです。具体的にどうだと聞かれると困るのですが、間違いなくこのカメラを使っているときは「デジカメのセンサーが写真を撮っているということ」をとにかく意識しているのです。
たぶんこれがSIGMAのカメラの魅力なんでしょうね。


この写真。新しい鳥居が写っています。足はまだトラ柵で囲まれています。来週行われる「通り初め式」の看板もあります。この鳥居のこの状態はあと一週間のみということでしょう。奥のアーケード入口右横の建物から右のブルーシートまでは、今まさに解体工事中。アーケードの屋根自体も改修工事が行われるかもしれないようです。数年後と言わず、何ヶ月か、何週間か後にはこの風景は一変している可能性が非常に高いわけです。
たぶん、この新しい鳥居はこの数週間に数多くの方が撮影されていることと思います(なにしろ街の大きなランドマークの復活ですから)。でも、写真として収めるべきは(記録するべきは)この周辺の変化じゃないかと。そんなことを考えながら、歩道橋の上から写真を撮っていました。

8月以来のブログ更新なのに、相変わらずの取り留めのない話ですいません。