2011年5月20日金曜日

撮影のお手伝い

ゴールデンウィークには「追悼・柴田圭太展」のお手伝いでとくにどこかに写真を撮りに行くということもなく過ぎていきました。
この追悼展は前年の夏から少しづつ準備が進められたものです。自分は写真を担当ということでたくさんの作品撮影、窯や作業場の撮影などをさせていただきました。その中からセレクトした画像で展示のDMや作品集としてまとめた小冊子が出来上がりました。
十年以上前のkappppaの会として圭太さんを中心に活動していた頃のモノクロ写真も整理の上で会場でスライドショー上映もしました。

とにかく勉強になることが多く、とくに作品集としてまとめる作業は(まとめる編集作業自体は自分の役割じゃなかったのですが)いろいろな見方や意見をお聞きすることができました。
写真展、写真集のようなまとめて写真を発表する機会というのは趣味の写真であっても最終的な目標に なってくると思います。その点でも得ることの多いお手伝いでした。

2011年5月16日月曜日

デジタル画像の保管

以前はこまめにハードディスクに保存したデジタルカメラのデータをCD-RやDVD-Rにバックアップしていました。デジタル一眼レフを買った頃からでしょうか、一気に撮影量が膨らみなかなかバックアップを取らないようになってしまいました。保管に使っているハードディスクも数年使い続け、容量的にはまだまだ余裕があるものの壊れるときは一瞬‥‥不安になってきました。

それで画像データ保存用にハードディスクを新調しました。これ
1TBのハードディスクを2台内蔵、ハードウェアRAID機能搭載でミラーリングで万が一のハードディスクの故障でもデータは安心というもの。近所の家電屋では大容量の外付けハードディスクが安く売られている中、迷いましたが安全かつ簡単にはかないません。
USB3.0はうちの環境では使うことは出来ませんが、もちろん2.0でも快調です。

さぁ、あとはどんどん撮るだけ!!

2011年5月9日月曜日

名古屋市美術館 写真家・東松照明 全仕事

名古屋市美術館で開催中の「写真家・東松照明 全仕事」を見てきました。
全仕事というタイトル通り長い写真家としての活動を網羅したもので、各時代・各シリーズでまとめながらの展示は質・量ともに見ごたえのあるものでした。



以前、「東松照明 愛知曼陀羅~戦後写真の巨人 東松照明の原風景~」として2006年に愛知県美術館で大規模な展示がありました。その際は東松さんの出身である愛知をテーマに作品のセレクトがされていて、伊勢湾台風や岩波写真文庫にもなっている「やきものの町 瀬戸」など地元の作品が中心でした。今回は沖縄を代表する基地をテーマにしたシリーズや長崎のシリーズ、海外の取材によるものなど文字通り「全仕事」、愛知県美術館の展示とは違ったものだったので興味深く見ることができました。
また、愛知県美術館の展示の際はそのプリントがエプソンのインクジェットプリンタで出力されたものでした。まだ、インクジェットの画質に対しても疑問を持っていた時期でしたので結構ショックを受けたのを覚えています。会場の照明がかなり暗かったので (どのような意図かはわかりませんが)ひょっとしてインクジェットの粗隠しじゃないかと思ってみたりもしました。

今回のモノクロ・カラーとも従来の銀塩プリントとインクジェットが混在する展示となっていました。また、展示室が明るくプリントの隅々までしっかり見ることができました。インクジェットと銀塩のプリントの差というものが正直自分には区別がつきませんでした。
 作品の内容などはもちろん素晴らしいものでしたが、これから見に行かれるという方は作品のキャプションのプリント方法にも気をつけてみると面白いかもしれません。

名古屋市美術館 「写真家・東松照明 全仕事」6月12日まで。

2011年5月1日日曜日

與語直子写真展 「GRANADA」

長久手町の文化の家展示室で行われている写真展を見てきました。
與語直子さんはロンドンを拠点に活動していた写真家。若くして他界される直前にスペイン・グラダナ地方を撮影、その残された400ショットのネガからプリントされた作品の展示です。

山や谷、木々や道など遠くから俯瞰された風景がモノクロで撮影されています。美しく緻密に描写された風景は見ていると引き込まれるようです。そして自分の(人間の身体的な)縮尺が写されている風景の中でどの程度なのかわからなくなってきて、プリントの中を漂うような不思議な感覚を覚えました。
久しぶりに美しいプリントを見て楽しみました。

5/5木曜日まで
長久手町文化の家展示室
http://www.town.nagakute.aichi.jp/bunka/bunka/bunka/event/event2.html#granada

同じ展示室に展示してある隼田大輔さんの作品も食い入るように見てきました!