2009年10月21日水曜日

コンタクトプリント

最近まじめにフィルム現像・整理にいそしんでおります。と言っても、夏中さぼっていたもののツケということですが。

コンタクトプリント、以前はまとめて暗室で一晩かけてというパターンでした。
「ヒシコピー」というコピー用紙みたいに薄い印画紙があったときにはとても重宝しました。ネガと一緒にファイルに綴じるという整理方法なのでペーパーは薄いほうがいいんです。

現在ですが、印画紙が値上りした頃よりスキャナとインクジェットプリンターを使ってコンタクトプリントを作っています。エプソンのGT9800でフィルムを6カットをスリーブのままでスキャン。6回繰り返して(これでフィルム一本分)、それをPhotoshopElementsにある(その名も!)コンタクトプリントという機能を使って一枚にまとめ、それをA4にプリントして完成。見た目も暗室で作業していたときのプリントによく似ています。もちろん35mmのフィルムだけでなく、ブローニーでも4×5でもスキャナーが対応していればOKです。

大きなメリットは3点。
暗室に入らなくても大丈夫。いつでも必要に応じて(一本分だけでもコンタクトプリントが出来る)作業が出来る。
スリーブ単位でスキャンした後、モニターの上で補正が出来るので、露出の揃った見やすいコンタクトプリントができる。
データが残してあればいつでも何枚でも再プリント可能。

結構便利です。ここで節約した印画紙は、本番の暗室作業で心置きなく使います!

4 件のコメント:

  1. わたしも以前はフィルムスキャナで読み取ってインクジェットでコンタクトプリント作っておりました。
    メリットは仰るとおりの通りです。

    ですが、今はキチンと印画紙にコンタクトを取るようにしています。

    それはスキャナ+インクジェットのデメリットがどうしても許せなかったからです。CPが間に介在するとどうしても補正されてしまいますし、なにより最終的に印画紙に本番プリントをするのであればコンタクトも印画紙で焼いた方が、ネガの調子・露出のバラツキ・現像の過不足等々判断しやすく、また大きく伸ばすとき予想しやすく結果的に合理的ですからです。

    ただ、あの写真(コマ)どこにあったっけ?と捜すときにはPCの方が便利なときもあるので、コンタクトをスキャンしてデータ化しております。

    返信削除
  2. やっさん、コメントありがとうございます。

    印画紙できちんとコンタクトを作るというのは本道ですね。たまっていくネガの山を整理していくには(結局自分のさぼり癖になるのですが)スキャナ+プリンタが今の自分にはいいようです。

    話は少しそれますが、以前プリンターの方が何かに書いていたのですが、プリントする際はコンタクトプリントは見ないほうがいい、ネガを見ての印象で先入観なしでスタートにしてプリントしたほうがいい、というようなことを読んだことがあります。
    コンタクトプリントはあくまで整理・選択のためのものであり、実際の暗室に入るときにはコンタクトプリントからの印象をなるべく捨てるように(難しいですけど)するようにしています。
    その意識のせいか、ネガだけ見て判断しやすいブローニーの方が使う機会が多くなっています(コンタクトプリントなしです)。

    返信削除
  3. コンタクトは整理の為...、分かります。

    以前135のコンタクトみて焼いたけどどうもシャープじゃないなぁ、と。引伸機のピントが合っていないのかと再度合わせて焼いても同じ。で、よくよくプリントみたら撮影時にピントを外していた!というオチでした。(^_^;) コンタクトは小さいから仕方ないとして、引伸ランプに投影された画を見てもピンボケを判別できなかったオレって何? もうショックでした。
    ホントはネガを見ただけで判断できるようになれば良い・ならなくてはいけないんだろうけれど、まだ自分はそこまで行っていませんです。残念ながら。(´ω`)

    早くネガを見ただけで判別できるようになりたいです。

    返信削除
  4. あります、あります。コンタクトで見て自信を持って大伸ばししたら、ピントを外していたということ。暗室は暗いし、ピントの確認するときは絵じゃなくてルーペでフィルムの粒子を確認していますから。翌日明るい場所で落ち着いて見たら‥‥落ち込みます。
    モノクロ自家現像の魅力というのは、フィルムをカメラに詰めるところから最終的にプリントに仕上げるまで、すべて自分の責任になるということと思います。ラボなど他人の手が入らない分、成功しても失敗してもすべて自分のせい。細かな失敗も含めて楽しみましょう。

    返信削除