2009年6月23日火曜日

Photo GRAPHICA 2009年7月号

毎号出るのを楽しみにしている雑誌というのは正直多くはありません。楽しみにしていなくても、なんとなく買ってしまっている雑誌が多いのですが、最近では唯一発売日を待っている雑誌がPhoto GRAPHICAです。
現在、書店に並んでいる2009年7月号はVol.15、「ゼロ年代の写真 2000-2009 写真の西暦2000年代を振り返る」という特集です。何か最初はピンと来ませんでしたが、考えてみれば今年は2009年。21世紀も(それを迎えるときはミレミアムとか言って、あんなに大騒ぎしたのにね)最初の10年が過ぎつつあるのですね。その最初の10年、ゼロ年代の写真を総括するというか俯瞰するというか、振り返ってみるべき時が来ているのですね。
思えばこのゼロ年代は、写真にとってデジタルに移行していく「過渡期」と後々語り継がれるのでしょうね。また、進化のスピードを増す刺激的なデジタルとその技術的に円熟したフィルムとの両方を自由に(そして手軽に、贅沢に)選択可能な夢のような10年だったかもしれませんね。
紙面を見つつも、いろいろな写真家とその作品群が、ずいぶん前のことに感じられることもあり、時代のスピードを改めて感じてしまいます。

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