2009年6月23日火曜日

自作引き伸ばし機を使ってみた

さて、トヨフィールドの後側に取り付ける光源とフィルムキャリアは一通り完成したものの、実際の暗室作業に投入出来ないままになっていました。先日やっとペーパーを買ってきましたので、昨夜「初4×5引き延ばし」作業を行ないました。
結果なんですが、思ったよりは光源は明るく、無事作業することが出来ました。結果は上々です。

光源周囲からの光線洩れはやはり派手にありました。暗室にあった黒のビニールテープを洩れている箇所に貼る事でひとまず対応。
引き伸ばしレンズは用意していないので、撮影にも使っているフジノンの125mmをそのまま流用。手元にあるイルフォードマルチグレード用のフィルター(引き伸ばしレンズ下につけるタイプ)はレンズの径が大きく使用できなかったため、今回は十数年ぶりに号数ペーパーを用意しました(フジブロWP KM3号)。
ネガは春先のクラブの撮影会で撮ってきたもの。フジのアクロス100。その現像については(これもいい加減な方法だけど)また後日(空の一部に現像ムラがありますね)。

暗室内で気がついたこと。
さすが4×5のフィルムサイズ。六切り程度の伸ばしでは、アクロスという微粒子のネガということもあって、自慢のピークのフォーカシングルーペで見ても粒子は見えませんね。ピント合わせの作業なんですが、撮影レンズを使っている上に、もともと水平に設置すべきトヨフィールドを縦に置いたせいで(まぁ古いカメラでいろいろとガタもきているし)なかなかスムーズに合わせるというのは無理ですね。多少時間がかかりましたが、ピントはきましたよ。
中間のトーンが豊かという印象。背景のボケ方などはちょっと中版とは違った感じですね。

自分の必要とするレベルにおいてはこれで十分です。撮影用のレンズの流用もまあまあの結果、ただ何かあってはいけないので(熱の問題や落下とか)、どこかでシャッターが壊れているジャンクレンズを探してきたほうがいいようです。その際、口径の小さなものだったら今手元にあるマルチグレードのフィルターの使えるかもしれません。
伸ばし機の支柱の様子からすれば、半切程度までならば楽に行けそうです。フィルムの種類なんかも再度検討ですね。しばらく楽しめそうです。

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