2009年11月20日金曜日

光彩写真展の作品と「東京欲望」

昨日に続いて、光彩写真展の出品作です。今日の中日新聞の近郊版に写真入りで紹介記事が出ていましたね。





二つ目の額の二点です。
写真集というのを自分は結構買うほうじゃないかと思います。写真好きとか、カメラが趣味という方は多いのですが、意外と写真集を買って楽しんでいるという人は自分の周りでは見かけません。自分の周りだけの傾向か、全体的な傾向かはわかりません。
自分好きな写真集の中で「東京欲望」Ben Simmonsという一冊があります。写真集を買うときは私の場合、以前から好きな写真家だから買う、他での評価や雑誌やネットで見て興味を持って買う、そして本屋で何気なく見て気に入ってしまって買うという3パターンがあるのです。この一冊は典型的な三番目のパターンですね。それまではその写真集も写真家も知らなかったのですが、とにかく見ていて面白い。見開きになる2ページにそれぞれ2点ずつ写真が配置されています。その計4枚の写真、全く関係ないスナップされたイメージが同時に目に入ってきます。それぞれのイメージはさりげない一瞬を記録したものなのですが、一件無関係な上下の組み合わせあるいは左右の組み合わせが見ているうちにそれぞれが意味を持ってつながり始めます。時間も空間も別なはずの瞬間のイメージ同士が呼応し始める‥‥不思議な感覚です。写っているモノが共通する部分がある場合や、構図的な印象がつながりを感じさせる場合。そんな共通部分を探しながらページを進めていくと時間の経つのを忘れます。

今回の光彩展の自分の展示なのですが、そんな感覚を意識してモノクロのイメージを6点選んで組み合わせてみました‥‥が、どうなんでしょうか?何か感じていただくものがあればうれしいですが。




フォトグループ・光彩写真展
平成21年11月19日木曜~22日日曜
瀬戸市文化センター文化交流館ギャラリー(愛知県瀬戸市)

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