2013年6月9日日曜日

古いデジカメ

古いデジカメデータの整理をやってます。で、うちのデジカメ画像で一番古いものが出て来ました。これ。
いまだフィルムにこだわっているのですが、デジカメの購入は結構早いほうだと思います。



たぶん1997年5月11日と思われます。「たぶん」というのは、まだEXIFなんてものが画像に記憶されるようになっていませんので。

KodakのDC10というカメラで、25万画素、液晶画面もなく、記録は内蔵のメモリに8枚記憶出来るというもの。ホワイトバランスも曖昧で固定焦点のレンズもどうかと思う性能でした。今となってはトイカメラ以下の性能という感じですが、とにかく当時はこれがそれなりの性能を持つデジカメで、それ相応の金額を払っております。

思い返せば、一番楽しくデジカメを使っていたのはこのカメラでした。毎日持ち歩き、その日撮影した8枚の画像をシリアルケーブルでMacに転送するのが(これがまた時間がかかる)日課でした。決まった枚数(しかもたった8枚という)を毎日こなしていくのは、写真というものを考えるにはいいレッスンだったと思います。

結局、壊れるまで2年弱使い、このカメラで記憶したデータはすごく大切なモノになっています。今、15年が経過した時点では失ったものやいなくなってしまた人々が ぼんやりと頼りなく記憶されている様はなんとも言えないものがあります。

2 件のコメント:

  1. わずか8枚だったんですね。味のあるいい話ですね。デジカメにノスタルジーを感じて驚いています。

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    1. クラシック・デジカメという言葉があるかわかりませんが、フィルムと違ってカメラ自体も、また画像もあまり話題になりませんね。こればっかりは仕方ないですね。

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